八藤紋と遊林寺

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南無阿弥陀仏 三帰依文 お経とお念仏 大経 観経 小経 正信偈 和讃 御文
「正信偈」は親鸞聖人の主著『教行信証』の「行巻(ぎょうのまき)」の終わりに書かれてありまして、正しくは「正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)」といいます。

内容はお経に依ってお念仏のいわれを述べた「依経分(えきょうぶん)」と、七人の祖師様のご解釈に依ってお念仏の心を明らかにした「依釈分(えしゃくぶん)」との二段からなっています。

「依経分」は『仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』の根本精神である本願念仏の道理とその救いが述べられ、浄土真宗の内容が示されています。「依釈分」はインド・中国・日本を通して、七人の高僧方が本願念仏の教えを正しくご解釈してくださった伝統と伝記と行跡が述べられています。

(七高僧については「七高僧」をご参照下さい)
リンクページの「越後三条教区ねっと」で正信偈の練習ができます)


以経段、別讃の中の阿弥陀仏の願い
帰命無量寿如来無量寿如来に帰命し
南無不可思議光不可思議光に南無したてまつる
法蔵菩薩因位時法蔵菩薩の因位の時
在世自在王仏所世自在王仏の所にましまして
覩見諸仏浄土因諸仏の浄土の因
国土人天之善悪国土人天の善悪を覩見して
建立無上殊勝願無上殊勝の願を建立し
超発希有大弘誓希有の大弘誓を超発せり
五劫思惟之摂受五劫 これを思惟して摂受す
重誓名声聞十方重ねて誓うらくは 名声十方に聞こえんと
普放無量無辺光あまねく無量・無辺光
無碍無対光炎王無碍・無対・光炎王
清浄歓喜智慧光清浄・歓喜・智慧光
不断難思無称光不断・難思・無称光
超日月光照塵刹超日月光を放って塵刹を照らす
一切群生蒙光照一切の群生 光照を蒙る
本願名号正定業本願の名号は正定の業なり
至心信楽願為因至心信楽の願を因とす
成等覚証大涅槃等覚を成り 大涅槃を証することは
必至滅度願成就必至滅度の願 成就なり

以経段、別讃の中のお釈迦様の勧め
如来所以興出世如来 世に興出したうゆえは
唯説弥陀本願海ただ弥陀の本願海を説かんとなり
五濁悪時群生海五濁悪時の群生海
応信如来如実言如来如実の言を信ずべし
能発一念喜愛心よく一念喜愛の心を発すれば
不断煩悩得涅槃煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり
凡聖逆謗斉回入凡聖 逆謗 ひとしく回入すれば
如衆水入海一味衆水 海に入りて一味なるがごとし
摂取心光常照護摂取の心光 常に照護したまう
已能雖破無明闇すでによく無明の闇を破すといえども
貪愛瞋憎之雲霧貪愛・瞋憎の雲霧
常覆真実信心天常に真実信心の天に覆えり
譬如日光覆雲霧たとえば 日光の雲霧に覆わるれども
雲霧之下明無闇雲霧の下 明らかにして闇きことなきがごとし
獲信見敬大慶喜信を獲れば見て敬い大きに慶喜せん
即横超截五悪趣すなわち横に五悪趣を超截す
一切善悪凡夫人一切善悪の凡夫人
聞信如来弘誓願如来の弘誓願を聞信すれば
仏言広大勝解者仏 広大勝解の者と言えり
是人名分陀利華この人を分陀利華と名づく
弥陀仏本願念仏弥陀仏の本願念仏は
邪見驕慢悪衆生邪見 慢の悪衆生
信楽受持甚以難信楽受持すること はなはだもって難し
難中之難無過斯難の中の難 これに過ぎたるはなし

以経段の総讃
印度西天之論家印度・西天の論家
中夏日域之高僧中夏・日域の高僧
顕大聖興世正意大聖興世の正意を顕し
明如来本誓応機如来の本誓 機に応ぜることを明かす

以経段、別讃の中の龍樹章
釈迦如来楞伽山釈迦如来 楞伽山にして
為衆告命南天竺衆のために告命したまわく 南天竺に
龍樹大士出於世龍樹大士 世に出でて
悉能摧破有無見ことごとく よく有無の見を摧破せん
宣説大乗無上法大乗無上の法を宣説し
証歓喜地生安楽歓喜地を証して 安楽に生ぜんと
顕示難行陸路苦難行の陸路 苦しきことを顕示して
信楽易行水道楽弥陀仏の本願を憶念すれば
自然即時入必定自然に即の時 必定に入る
唯能常称如来号ただよく 常に如来の号を称して
応報大悲弘誓恩大悲弘誓の恩を報ずべしといえり

以経段、別讃の中の天親章
天親菩薩造論説天親菩薩 論を造りて説かく
帰命無碍光如来無碍光如来に帰命したてまつる
依修多羅顕真実修多羅に依って真実を顕して
光闡横超大誓願横超の大誓願を光闡す
広由本願力回向広く本願力の回向に由って
為度群生彰一心群生を度せんがために 一心を彰す
帰入功徳大宝海功徳大宝海に帰入すれば
必獲入大会衆数必ず大会衆の数に入ることを獲
得至蓮華蔵世界蓮華蔵世界に至ることを得れば
即証真如法性身すなわち真如法性の身を証せしむと
遊煩悩林現神通煩悩の林に遊びて神通を現じ
入生死園示応化生死の園に入りて応化を示すといえり

以経段、別讃の中の曇鸞章
本師曇鸞梁天子本師 曇鸞は 梁の天子
常向鸞処菩薩礼常に鸞のところに向こうて菩薩と礼したてまつる
三蔵流支授浄教三蔵流支 浄教を授けしかば
焚焼仙経帰楽邦仙経を梵焼して楽邦に帰したまいき
天親菩薩論註解天親菩薩の論 註解して
報土因果顕誓願報土の因果 誓願に顕す
往還回向由他力往・還の回向は他力に由る
正定之因唯信心正定の因はただ信心なり
惑染凡夫信心発惑染の凡夫 信心発すれば
証知生死即涅槃生死即涅槃なりと証知せしむ
必至無量光明土必ず無量光明土に至れば
諸有衆生皆普化諸有の衆生 みなあまねく化すといえり

以経段、別讃の中の道綽章
道綽決聖道難証道綽 聖道の証しがきたことを決して
唯明浄土可通入ただ浄土の通入すべきことを明かす
万善自力貶勤修万善の自力 勤修を貶す
円満徳号勧専称円満の徳号 専称を勧む
三不三信誨慇懃三不三信の誨 慇懃にして
像末法滅同悲引像末法滅 同じく悲引す
一生造悪値弘誓一生悪を造れども 弘誓に値いぬれば
至安養界証妙果安養界に至りて妙果を証せしむといえり

以経段、別讃の中の善導章
善導独明仏正意善導独り 仏の正意を明かせり
矜哀定散与逆悪 定散と逆悪とを矜哀して
光明名号顕因縁光明名号 因縁を顕す
開入本願大智海本願の大智海に開入すれば
行者正受金剛心行者 正しく金剛心を受けしめ
慶喜一念相応後慶喜の一念相応して後
与韋提等獲三忍韋提と等しく三忍を獲
即証法性之常楽すなわち法性の常楽を証せしむといえり

以経段、別讃の中の源信章
源信広開一代教源信 広く一代の教を開きて
偏帰安養勧一切ひとえに安養に帰して 一切を勧む
専雑執心判浅深専雑の執心 浅深を判じて
報化二土正弁立報化二土 正しく弁立せり
極重悪人唯称仏極重の悪人はただ仏を称すべし
我亦在彼摂取中我また かの摂取の中にあれども
煩悩障眼雖不見煩悩 眼を障えて見たてまつらずといえども
大悲無倦常照我大悲 倦きことなく 常に我を照らしたまうといえり

以経段、別讃の中の源空章
本師源空明仏教本師・源空は 仏教に明らかにして
憐愍善悪凡夫人善悪の凡夫人を憐愍せしむ
真宗教証興片州真宗の教証 片州に興す
選択本願弘悪世選択本願 悪世に弘む
還来生死輪転家生死輪転の家に還来ることは
決以疑情為所止決するに疑情をもって所止とす
速入寂静無為楽速やかに寂静無為の楽に入ることは
必以信心為能入必ず信心をもって能入とすといえり

総結勧信
弘経大士宗師等弘経の大士・宗師等
拯済無辺極濁悪無辺の極濁悪を拯済したまう
道俗時衆共同心道俗時衆 共に同心に
唯可信斯高僧説ただこの高僧の説を信ずべしと


update 2006/03/22 製作/管理:ono
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