八藤紋と遊林寺

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お盆の意味とおつとめの作法

毎年八月になると(関東では七月)お盆の行事が行われます。

一部の風習(他の宗派など)では、お盆には精霊棚を作って、お膳を用意し、ナスとキュウリを牛と馬に見立てたり、提灯・灯篭を飾ったりしているようです。 また、京都の大文字焼などもその行事の一つで、「送り火」といわれ、先祖の精霊を迎えおもてなしをして、最後の日にあの世へ送り返すという内容の行事です。これは「新盆」の場合も同様ですが、特にお盆の三日間には地獄の釜のふたが開いて先祖や亡き人の霊がこの世に帰ってくるといわれ、また餓鬼道(がきどう)に墜ちた霊もお盆の三日間は食物が喉を通るともいわれ、「施餓鬼」というような行事が行われているようです。しかし、これらは全て仏教本来の「お盆」の意味ではありません。何もお盆の三日間に地獄の釜のふたが開くのでもなく、先祖の霊が帰ってくるわけでもないのです。私たちのご先祖は、そのように行ったり来たりする亡霊のようなものではありません。御浄土で仏様になって私たちを心配して下さっています。ご先祖を偲ぶ気持ちは大切ですが、あまりにも仏教本来の考えとはかけ離れてしまっていると思います。

餓鬼どもが 餓鬼に施こす うら盆会(ぼんえ)
暁烏 敏(あけからす はや)先生

「常に飢えたるもの」が餓鬼だと親鸞聖人は言われます。満足感がなく、欲心に追い回され、名利(みょうり)に動く心情は餓鬼そのものです。ご先祖を諸仏(しょぶつ)としてお敬いすることは尊いことです。しかし、ご先祖を餓鬼として供養したり、たたりを恐れて、慰霊をしたり、あの世から都合よく守ってもらおうと思う根性こそが、自分の欲心、名利心を満たし守ってもらおうとする餓鬼の姿であり、これほどご先祖を侮辱することはありません。

尚、このホームページの「真宗の教え」の中の「定例法話会」7月17日分「盂蘭盆会」に浄土真宗のお盆について遊林寺住職が判りやすくお話していますので是非一度ご覧下さい。

お内仏は、一般の法要と同じように、仏壇を掃除し、仏具を磨いて代々の法名軸を掛け、花を差し替え、餅、菓子、果物などの供物を仏前にお供えし、前卓には打敷を敷けばよいでしょう。 (尚、精霊棚が無いのでお盆のお経を「棚経」という言い方もいたしません。)


update 2008/05/26 製作/管理:ono
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